栃木・足利のダム壁面に巨大な侍アート、高圧洗浄機で制作、2年間楽しめる
足利のダム壁面に巨大侍アート、高圧洗浄機で制作

栃木・足利のダム壁面に巨大な侍アート、高圧洗浄機で制作、2年間楽しめる

栃木県足利市松田町の松田川ダムが、今年で完成から30年を迎えることを記念し、高圧洗浄機を使ってダムの壁面に巨大な侍を描くプロジェクトが進められています。完成は10日の予定で、約2年間にわたって鑑賞できるアート作品として、地域の新たな観光スポットとなることが期待されています。公開時には、満開の桜とダムアートを同時に楽しむことができる絶好の機会となりました。

高圧洗浄機で汚れを落とし、侍を浮かび上がらせる

このプロジェクトは、栃木県がドイツの清掃機器メーカー、ケルヒャーの日本法人に依頼して実現しました。今月2日には、制作の過程が報道陣に公開され、ドイツ本社から派遣されたメンバー3人が、ダムの壁面にロープでつり下げられながら、高圧洗浄機を用いて制作に励む様子が披露されました。

同社によると、このアートは、足利市で毎年2月頃に行われる伝統行事「節分 鎧(よろい) 年越」に着想を得ています。この行事では、武者姿の市民が市内を練り歩くことから、「時を超え、侍を現代(いま)に描き出す」をテーマに、堤高56メートル、堤頂長228メートルの広大なダム壁面に付着した黄砂やこけなどの汚れを落とし、4人の侍を浮かび上がらせていく計画です。

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デザインにこだわり、消えていく様子も楽しめる

デザインを手がけたクラウス・ダオベンさんは、「侍の表情に特にこだわりました。このアートは時間とともに自然に消えていくため、その過程も楽しんでほしい」と語りました。また、制作チームのリーダーを務めるニック・ヘイデンさんは、「ダム完成30年を記念したプロジェクトに参加できることを誇りに思います。地域の歴史と文化を反映した作品になるよう努めました」と述べています。

このプロジェクトは、環境に優しい手法で公共空間を活用する試みとしても注目されています。高圧洗浄機を使用することで、化学薬品を使わずに汚れを除去し、自然な形でアートを表現しています。完成後は、季節の変化や天候の影響で徐々に消えていく様子も鑑賞の一部となり、訪れる人々に独特の体験を提供するでしょう。

足利市では、このダムアートをきっかけに、地域の観光振興や文化発信がさらに活発になることが期待されています。プロジェクト関係者は、「多くの方に訪れていただき、侍の勇壮な姿とダムの雄大な景観を楽しんでほしい」と呼びかけています。

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