ホテルAZが西都市に初進出、観光客の滞在促進へ市が積極的に誘致
九州を中心に宿泊施設「ホテルAZ」を展開するアメイズ(本社:大分市)は、2026年3月9日、宮崎県西都市と企業立地協定を正式に締結しました。これにより、同社は来年5月にも西都市の中心部近くにある調殿地区の私有地に「宮崎西都店」を開業する計画を明らかにしました。この進出は、ホテルAZにとって宮崎県内で10か所目、西都市への初めての展開となります。
大規模な宿泊施設を建設、地元雇用も創出
建設予定地は敷地面積が約4,958平方メートルと広大で、6階建てのビルにシングルルームなどを含む計158室を整備する予定です。工事は今年4月に着工され、約1年後の完成を見込んでいます。従業員については、地元を中心に約13人前後を雇用する計画で、レジャー客やビジネス客の宿泊需要に応えることを目指しています。
西都原古墳群の観光客増加に対応、宿泊不足を解消へ
西都市には、国内最大級の規模を誇る国特別史跡「西都原古墳群」があり、年間約50万人の観光客が訪れています。しかし、現在は宿泊施設が不足しているため、日帰り客が中心となっており、滞在型観光の拡大が課題となっていました。市はこの状況を改善するため、企業立地に伴う助成金制度を積極的にPRし、ホテルAZを誘致することで、観光客の滞在促進を図ることにしました。
市長と社長が協定締結、地域経済への波及効果に期待
市役所で行われた協定書の取り交わしには、押川修一郎西都市長とアメイズの穴見賢一社長が同席しました。押川市長は、「スポーツ大会や会議の誘致にも力を入れ、周辺の飲食店や観光施設に効果を波及させたい」と強調し、ホテル進出が地域経済全体に与える影響への期待を述べました。一方、穴見社長は、「市内には宿泊需要の可能性が十分にある。仕事からレジャーまで気軽に利用してもらい、市の発展に貢献したい」と抱負を語りました。
この取り組みは、西都市の観光産業の活性化と、地元雇用の創出に大きく寄与することが期待されています。ホテルAZの進出により、西都原古墳群を訪れる観光客の滞在時間が延び、地域経済の好循環が生まれる可能性が高まっています。



