札幌のフレンチ店が提供する純粋な塩ラーメン、自家製鶏ブイヨンと洞爺湖の塩で仕上げ
札幌フレンチ店の純粋塩ラーメン、自家製鶏ブイヨンと洞爺湖の塩で

札幌のフレンチ店が生み出す純粋な塩ラーメン、自家製鶏ブイヨンと洞爺湖の塩で仕上げ

札幌市中央区にあるフレンチ店「ブラッスリーセルクル」は、2026年12月に開店15周年を迎える。日常使いができるフレンチという枠に収まらない、振り幅の広いメニューが魅力で、店主のきむらまどかさんが市場で選ぶ食材の持ち味を、化学の視点と独自の調理法で引き出す料理を提供している。

醤油蔵との出会いが生んだラーメンへの挑戦

看板メニューの「季節野菜のウォーターオイル焼き」も人気だが、今回注目したいのは、最近登場したラーメンである。「ブラッスリーでなぜ?」と驚くかもしれないが、一軒の醤油蔵との出会いがきむらさんの創作意欲に火をつけた。3年熟成した醤油のふくよかな味わいを生かそうと、思い付いたのがラーメンであり、鶏ネックのみで仕込む自家製ブイヨンの存在だった。その直感通り、この二つを合わせただけで、余計なものを必要としないスープが完成した。

洞爺湖の塩で仕上げた塩ラーメンの誕生

次に向き合ったのは、純粋に塩だけでつくる塩ラーメン。そしてたどり着いたのが、洞爺湖町産の釜焚き自然塩「カムイ・ミンタルの塩」だった。まろやかな旨みをたたえるその塩に、確かな手応えを感じた。かくして完成した「自家製鶏ブイヨンと洞爺湖の塩のみで仕上げた塩ラーメン」は、スープと麺だけという潔さ。ひと口飲むと、ブイヨンの深いコクと澄んだ旨みを塩が鮮やかに引き立てる。こんなにピュアなラーメンは、ほかに知らない。

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トッピングで変化する味わいの深み

トッピングは別添えの自家製鶏油、玉ネギ、和の香味野菜、自家製マスタードの4種類。順番に少しずつ加えると、印象はさらに変化する。特にマスタードの酸味が隠れていたスープの甘みを引き出し、表情をフレンチへと変えていく。チャーシューこそないが、物足りなさは皆無。具材を削ぎ落としたことで、スープと麺の味わいに深く没入できるのだ。

開店15周年を迎える店の思い

締めをパスタからラーメンに変えるお客も多いという。「開店から15年。肩肘張らず、ただ素直に『おいしいもの』を楽しめるお店でありたい。そんな思いを込めた一杯です」。きむらさんはそう言って柔らかな笑顔を見せる。食事の締めだけでなく、ラーメン1杯からの利用も快く迎えてくれる。

ブラッスリーセルクルは、札幌市中央区南5西5のジャパンランドビル3階に位置し、営業時間は午後6時から11時まで(土曜は午後4時から10時、オーダーストップは各閉店1時間前)。日曜・祝日は定休で、不定休もある。自家製鶏ブイヨンと洞爺湖の塩のみで仕上げた塩ラーメン、および自家製鶏ブイヨンと北陸の醤油のみで仕上げた醤油ラーメンは各1560円(チャージ350円込み)。季節野菜のウォーターオイル焼きは770円から、ワインは660円から(いずれも税込み)で提供されている。

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