観光列車「海幸山幸」が宮崎空港駅を経由、インバウンド客の利用拡大を目指す
JR九州は、宮崎駅(宮崎市)と南郷駅(宮崎県日南市)を結ぶ人気観光列車「海幸山幸」の運行ダイヤを改正し、この春から宮崎空港駅(宮崎市)を経由するようになりました。この変更により、空の玄関口との接続がより便利になり、同社は関東や関西圏、さらには海外からの観光客のさらなる利用促進を期待しています。
ダイヤ改正の詳細と背景
「海幸山幸」は、土日祝日や夏休み時期の平日などに1日1往復運行しており、これまで宮崎空港駅には寄っていませんでした。今回の改正では、下りの列車のみが同駅を経由するようになりました。さらに、午前中に宮崎駅を出発して南郷駅に到着後、折り返して宮崎駅に向かう上り列車が出発するまでの待ち時間を、従来より約50分長い約2時間半に延長しました。これにより、観光客が周辺地域をゆっくりと楽しむ時間が確保され、より充実した旅行体験が可能となります。
出発式での関係者のコメント
改正日となった3月14日には、宮崎空港駅で出発式が行われ、JR九州宮崎支社の関係者らが列車を見送りました。出席した日南市の高橋透市長は、「インバウンド客や県外のお客様が海幸山幸を利用してくれることに期待している」と語り、地域観光の活性化への意欲を示しました。この発言は、観光列車を通じた地域経済の振興に対する強い思いを反映しています。
その他のダイヤ改正のポイント
また、JR九州は同日から、宮崎空港駅を出発する特急「にちりん」などの発車時刻を、午前9時台から午後8時台にかけて、原則として毎時15分と45分に統一しました。この変更により、空港利用者の利便性が向上し、観光客のスムーズな移動がさらに促進される見込みです。
全体として、今回のダイヤ改正は、九州地域の観光産業を強化するための戦略的な取り組みの一環として位置づけられています。宮崎空港駅を経由することで、国内外からの訪問者がより簡単に「海幸山幸」を利用できるようになり、地域の魅力を広く発信する機会が拡大することが期待されています。



