九州への外国人入国者数が過去最高を記録、韓国・台湾需要が中国客減少を補う
九州運輸局が24日に発表した2026年1月の九州への外国人入国者数(船舶観光上陸者を除く速報値)は、前年同月比で16.6%増加し、47万7936人に達しました。この数字は単月として過去最高を更新し、九州地域の観光需要の堅調さを浮き彫りにしています。
国・地域別の動向と日中関係の影響
国・地域別の詳細な入国者数は未公表ですが、全国的に日中関係の悪化が影響する中、九州では韓国や台湾からの訪日需要が旺盛に支えられました。特に、中国からの観光客が減少する傾向にある一方で、韓国と台湾からの需要がこれを補い、全体の入国者数を押し上げる要因となっています。
空港別の入国者数と着陸便数の推移
空港別では、福岡空港が12.3%増の35万5306人を記録し、単月の最高値を更新しました。空港運営会社によると、1月の着陸便数(速報)では、中国便が122便と半減したのに対し、韓国便が20.9%増の1228便、台湾便が25.2%増の288便となり、中国客の減少を補ったと見られています。
福岡空港以外の空港でも入国者数は好調で、韓国・釜山線が就航した長崎空港は55.3%増の4584人、釜山とのチャーター便が1月から運航を開始した鹿児島空港は84.3%増の2万149人を記録し、ともに単月で最高を達成しました。また、熊本空港も2.0%増の2万8494人で、1月の最高値を更新しています。
九州観光の展望と地域経済への波及効果
この結果は、九州が多様な訪日市場を開拓し、観光需要の安定化に成功していることを示しています。韓国や台湾からの需要増加は、地域経済への波及効果が期待され、観光関連産業の活性化につながる可能性が高いです。今後も、国際関係の変化を踏まえつつ、九州の観光戦略が注目されます。



