冬季閉山中の「天空の城」、ドローンで上空から捉えた幻想的な雪景色
「天空の城」として広く知られる国史跡「竹田城跡」(兵庫県朝来市)が、冬季の閉山期間中にドローンによる空撮で雪化粧した姿を捉えられた。凍結や積雪による転落事故を防止するため、例年1月4日から2月末まで閉山となっている同城跡だが、この時期ならではの神秘的な景観が浮かび上がった。
霧が晴れた朝、山頂に残る雪が白銀の世界を演出
冬型の気圧配置が緩んだ2月12日朝、ふもとの観光施設「山城の郷」を訪れると、周辺一帯は深い霧に包まれ、稜線すら見えない状況だった。しかし、午前10時半を過ぎた頃から霧が徐々に晴れ始め、標高約353メートルの古城山の山頂がその姿を現したのである。
市の許可を得て、山城の郷の前からドローンを飛ばすと、わずか1分ほどで山頂の城跡に到達。2月7日から8日にかけての大雪やその後の雨にもかかわらず、城跡にはまだしっかりと雪が積もっていた。天守跡付近から見渡すと、麓の市街地が雪で白く染まり、まるで絵画のような光景が広がっていた。
閉山中も特別ツアーを実施、山開きイベントも控える
2月末までの閉山期間中、あさごツーリズムビューロー(朝来市観光協会)は、市内の宿泊施設や同ビューローの会員施設に泊まる宿泊者を対象に、登録ガイドと共に城跡を訪れることができる特別ツアーを催行している。
- 料金は2人まで1万2千円。
- 3人目以降は1人につき1千円(小学生以下は無料)。
- 天候不良により実施できない日もあるため、注意が必要だ。
予約は1週間前までに情報館「天空の城」(電話:079・674・2120)へ連絡する必要がある。また、3月1日には山開きイベントが予定されており、5月末までの入城時間は午前8時から午後6時(最終登城は午後5時半)となる。観覧料は高校生以上500円、中学生以下は無料だ。
竹田城跡は、その浮かび上がるような景観から「天空の城」の愛称で親しまれ、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットである。冬季の閉山期間中であっても、ドローンを通じてその美しい雪景色を楽しむことができる貴重な機会となった。



