鶴居村、太陽光施設建設阻止へ丘陵地購入 8350万円の補正予算可決
鶴居村、太陽光施設阻止で丘陵地購入 8350万円可決

鶴居村が太陽光施設建設阻止へ 丘陵地購入費8350万円の補正予算を可決

北海道鶴居村議会は3月11日、太陽光発電施設の建設を防ぎ、景観を守るための丘陵地購入費として8350万円を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を全会一致で可決しました。この決定は、今春にも事業着手が見込まれていた緊急性を背景としたもので、大石正行村長は「この時期を逃して後悔しないための苦渋の決断」と述べています。

購入対象は釧路湿原国立公園に接する10.6ヘクタール

購入する土地は、釧路湿原国立公園に隣接する10.6ヘクタールの原野や山林です。太陽光パネル設置を計画していた「日本エコロジー」(大阪市)に対して、土地代420万円と同社が森林伐採などに要した経費への補償7570万円を支払うことになります。太陽光発電を巡る民有地の購入は、昨年末に続いて2例目となりました。

隣接地は昨年末に購入済み 今回の費用膨張には合理的な説明

隣接する同社の計画地7.5ヘクタールは、昨年末に村と自然保護団体が計300万円で購入しています。今回の費用が大きく膨らんだことについて、大石村長は、日本エコロジーが伐採などに支出した金額と事業撤退に伴う逸失利益を合理的に算出したと説明。「現行の法律や条例では、タンチョウが舞う村の自然環境を守ることは難しかった」と理解を求めました。

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丘陵一帯の保全を図る 寄付金を全額充て

可決された補正予算には、近くの民有地16.8ヘクタールの購入費も含まれており、丘陵一帯の保全を目指しています。一連の土地取得経費にはすべて、全国からの寄付金が充てられる予定です。この取り組みは、地域の自然保護と持続可能な観光資源の維持に貢献することが期待されています。

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