愛称「崎ジャス」に別れ イオン土崎港店が46年の歴史に幕 秋田市で惜別のセール
「崎ジャス」に別れ イオン土崎港店が46年の歴史に幕 (28.02.2026)

愛称「崎ジャス」に別れ イオン土崎港店が46年の歴史に幕

秋田市土崎港南に位置する「イオン土崎港店」が2月28日、閉店し、46年間にわたる営業に終止符を打ちました。親しみを込めて「崎ジャス」と呼ばれてきたこの店舗は、多くの地域住民に愛され、最終日には大勢の常連客が訪れ、惜別のセールを楽しみながら、長年の思い出に別れを告げました。

老朽化が閉店の決め手に

運営元のイオン東北(秋田市)によると、同店は1979年に「ジャスコ土崎港店」としてオープンし、地域の商業の中心地として発展してきました。しかし、建物の老朽化が進み、顧客が求める現代的なサービスを十分に提供できなくなったことから、昨年9月に閉店を決定しました。この判断は、安全面や利便性を考慮した結果であり、地域社会からの理解を求めていました。

最終日は感謝のメッセージで溢れる

営業最終日には、特別セールが実施され、様々な年齢層の客が店内を巡り、買い物を楽しむ姿が見られました。入り口近くの壁には、客が自由にメッセージを貼れるコーナーが設けられ、「最高に楽しい青春を過ごせました」「長い間お疲れさまでした」といった感謝やねぎらいの言葉が数多く並び、地域との深い絆を物語っていました。

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小中学生の頃から頻繁に訪れていたという秋田市将軍野桂町の会社員、佐々木修さん(45)は、「最後に一目見ようと来ました。子どもの頃から通っていた場所がなくなるのは、本当にさびしい気持ちです」と語り、名残惜しそうな表情を浮かべていました。

拍手に包まれた閉店の瞬間

閉店時間の午後6時になると、1階の入り口前に大勢の客が集まり、従業員と共に相原利広店長が挨拶を行いました。店長は「ここで生まれた思い出は私たちの宝物です。46年間、本当にありがとうございました」と一礼すると、会場から温かい拍手が湧き起こりました。その後、静かにシャッターが閉まると、「ありがとう」という声が飛び交い、感動的な雰囲気に包まれました。

再出店を目指す未来の展望

同店は、現在地での建て替えを計画しており、イオン東北系列の店舗として再出店を目指す方針です。これにより、地域の商業活性化に貢献し、新たな歴史を刻むことが期待されています。閉店は一つの終わりですが、同時に新たな始まりの兆しとして、地域住民から注目を集めています。

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