立山黒部アルペンルート、4月15日に全線開通へ 室堂で準備作業が最終段階に
富山県と長野県にまたがる北アルプスを貫く「立山黒部アルペンルート」(総延長約37キロ)が、4月15日に全線開通する予定となっています。今年で開通から55年目を迎えるこの観光ルートでは、特に「雪の大谷」で知られる室堂(富山県立山町、標高2450メートル)において、準備作業が大詰めを迎えています。
雪の大谷の除雪作業、急ピッチで進む
8日には、冷たく澄んだ青空の下、作業員12人が重機12台を操り、貸し切りバスなどを迎え入れる駐車場の除雪作業に追われました。この除雪作業は2月9日に始まり、今月9日には完了する見通しです。例年並みの雪壁の高さが期待される中、作業は急ピッチで進められています。
積雪は昨年下回るも、雪壁の高さは10メートル超え見込み
今年3月下旬の室堂の積雪は、昨年を2.1メートル下回る5.5メートルでしたが、雪の大谷の高さは10メートルを超える見込みです。運営する立山黒部貫光(富山市)の瀧林智彦総務課長は、「雪の壁を間近で見て、触って、歩いて、世界に誇る圧倒的なスケールを楽しんでほしい」と話しています。
関連施設の動向にも注目
また、運行再開に備えて立山ロープウェイの準備も進められています。一方、室堂にあるホテル立山は、8月末で現存の建物としての宿泊サービスを終了する予定です。これにより、観光客にとっては新たな体験の機会が広がると同時に、歴史的な施設の変化も注目されています。
立山黒部アルペンルートの全線開通は、春の観光シーズンの幕開けを告げる重要なイベントとして、多くの観光客を引き寄せることが期待されています。雪の大谷の壮大な景観を楽しめるこの機会に、訪れる人々は自然の偉大さを実感できるでしょう。



