熊本城・宇土櫓で400年前の瓦発見 現地説明会を8日に開催
熊本城・宇土櫓で400年前の瓦発見 説明会開催 (05.03.2026)

熊本城・宇土櫓の発掘調査で400年以上前の瓦や石垣を発見

2016年4月の熊本地震で被災した熊本城の国指定重要文化財・宇土櫓の地下部分の発掘調査において、400年以上前の年号が記された瓦や墨書きが施された石垣などが新たに見つかりました。熊本城調査研究センターは、この貴重な発見を一般に公開するため、3月8日に来園者を対象とした現地説明会を開催します。

地下部分から慶長4年の瓦や墨書きの石垣が出土

市は来年度から、地震で解体された宇土櫓の再建に向けた設計を予定しており、今回の調査は地下部分の状態や遺構を確認する目的で1月から実施されています。調査によると、3層に分かれた地下部分のうち1層からは瓦が大量に出土し、その中には慶長4年(1599年)の年号が記されたものも含まれていました。宇土櫓の石垣は1611年から1624年にかけて築かれたと考えられており、これらの瓦は石垣の修理時に埋められた可能性が高いとみられています。

さらに、土中に埋まっていた西側の石垣からは、表面に「△」の記号が墨書きされた築石が発見されました。この記号の意味は現時点では不明ですが、修理作業などの際の目印として使用されていた可能性が指摘されています。これらの発見は、熊本城の建設や修復の歴史を解明する上で重要な手がかりとなるでしょう。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

現地説明会の詳細と担当者のコメント

説明会は3月8日の午前9時半から午後4時半まで開催され、担当者が1時間おきに発掘現場の解説を行います。参加費は無料ですが、熊本城への入園料が必要となります。熊本城調査研究センターの岩佐康弘所長は、「これだけ大がかりな調査ができる機会は初めてであり、どの発見も新鮮な驚きに満ちています。今しか見られない貴重な姿を、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたい」と述べ、来場を呼びかけています。

この発掘調査は、熊本地震からの復興過程における文化財保護の一環として実施されており、今後の再建計画にも影響を与えることが期待されています。市民や観光客にとって、歴史的遺産に直接触れる絶好の機会となるでしょう。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ