福島県の2025年度の観光客数が、過去最高となる3700万人を突破したことが、県の調査で明らかになった。東日本大震災からの復興が着実に進み、国内外からの観光需要が高まっていることが主な要因とみられる。
観光客数の推移と要因
県観光課によると、2025年度の観光客数は前年度比5.2%増の約3720万人に達し、2019年度の過去最高記録を更新した。特に、海外からの観光客は約30万人と、前年度から倍増した。円安やビザ緩和の影響に加え、復興の進展が観光客の安心感につながったと分析している。
地域別の動向
地域別では、会津地方が温泉や歴史観光で人気を集め、前年比7%増。浜通り地方では、震災関連施設の見学や復興の様子を伝えるツアーが好調で、同8%増となった。中通り地方も、果物狩りや農業体験が外国人観光客に受け入れられている。
今後の展望
県は2026年度も観光客数の増加を見込んでおり、さらなる誘客に向けて、新たな観光ルートの開発や多言語対応の強化を進める方針だ。また、持続可能な観光を目指し、地域住民との協力体制を強化する。



