2月の訪日外国人客、前年比6.4%増加で過去最高を記録
政府観光局は3月18日、2026年2月に日本を訪れた外国人客の推計数を発表しました。それによると、前年同月比で6.4%増加し、総数は346万6700人に達しました。この数字は2月としては過去最高を記録し、プラス成長は2カ月ぶりの回復を示しています。
韓国を中心とした東アジアからの誘客が好調
特に注目されるのは、韓国を中心とした東アジア地域からの訪日客が急増している点です。政府観光局の分析によれば、韓国からの観光客が大幅に増加し、全体の伸びを牽引しました。この傾向は、日本と韓国間の関係改善や、観光キャンペーンの効果が表れていると見られています。
中国客は45.2%減と減少傾向が継続
一方で、中国からの訪日客は前年同月比で45.2%減少し、39万6400人にとどまりました。これは前年同月を下回る3カ月連続の減少で、日中関係の悪化が影響していると指摘されています。
具体的には、昨年11月に高市早苗首相が「台湾有事」に関する発言を行ったことに対し、中国政府が反発し、日本への渡航自粛を国民に呼びかけたことが背景にあります。ただし、減少率は1月の60.7%から縮小しており、緩やかな改善の兆しも見られます。
春節の時期ずれも影響、今後の動向に注目
今年の春節(旧正月)は、昨年の1月下旬から2月中旬にずれ込んだことも、中国客の減少に影響を与えました。しかし、政治的要因が観光需要に影を落としている状況は、引き続き注視が必要です。
政府観光局は、東アジア地域の好調な伸びを維持しつつ、中国市場の回復に向けた取り組みを強化する方針を示しています。今後の観光統計には、国際情勢や経済動向が大きく反映されることが予想されます。



