嘉例川駅弁「百年の旅物語かれい川」が2年連続でグランプリ獲得
JR九州が主催する第16回九州駅弁グランプリにおいて、霧島市のJR嘉例川駅で販売されている駅弁「百年の旅物語かれい川」が見事、グランプリに輝きました。これは同弁当にとって2年連続、通算5回目の栄誉となります。
厳正な審査を経ての栄冠
今回のグランプリでは、JR九州の各駅員がおすすめする駅弁52個が出品されました。審査方法は、実際にこれらの駅弁を食べたお客様がつけた点数の平均点によって順位が決定されるという、非常に公平かつ実践的なシステムが採用されています。
「百年の旅物語かれい川」は、価格帯が1401円以上の部門にエントリー。税込み1800円で提供されるこの弁当は、土日祝日のみの限定販売となっています。
22年間変わらぬ味と鹿児島県産食材へのこだわり
この駅弁の最大の特徴は、鹿児島県産の食材をふんだんに使用している点です。特に霧島市を中心とした地域の食材にこだわり、地元の味を大切にしています。
弁当の中身は、シイタケとタケノコを混ぜた炊き込みご飯をはじめ、鹿児島の郷土料理である「ガネ」など、こだわりの一品が詰められています。22年間、その味を変えることなく提供し続けており、現在は1日あたり約100個を製造しているとのことです。
表彰式で喜びの声
3月25日、嘉例川駅において表彰式が執り行われました。JR九州の古宮洋二社長から表彰状を受け取ったのは、弁当を製造・販売する「森の弁当やまだ屋」の代表、山田まゆみさん(68歳)です。
山田さんは受賞の喜びを語るとともに、昨年8月に発生した豪雨被害を振り返りました。「あの時は1日に数個しか売れない日もありましたが、『1人でもお客様がいるなら』という思いで続けてきて本当によかったです。今年もこのような栄誉をいただけて、心から嬉しく思います」と感慨深げに語りました。
この受賞は、長年にわたる品質へのこだわりと、地域の食材を大切にする姿勢が高く評価された結果と言えるでしょう。鹿児島の味を代表する駅弁として、今後も多くの人々に愛され続けることが期待されます。



