戦国時代に織田信長が愛した鵜飼いを現代に再現した特別ツアー「幽玄鵜飼」が25日、岐阜市の長良川で開催された。音と光を極力抑え、かがり火に照らされた古の漁の姿を、約135人の参加者が静寂の中で楽しんだ。
幻想的な雰囲気を演出
観覧船はちょうちんの明かりを消し、周囲のホテルや住宅も照明を最小限に抑えることで、川全体が幻想的な雰囲気に包まれた。4発の花火を合図に鵜飼いが開始。鵜舟が連携してアユを追い込む「総がらみ」の漁法は、より間近で観覧できるように工夫され、特別な時間を演出した。
日本舞踊と特製弁当も堪能
観覧前には、近くの長良川うかいミュージアムで、大ヒット映画「国宝」の舞踊指導を務めた高山市出身の日本舞踊家・谷口裕和さんによる日本舞踊が披露され、参加者は伝統芸能に触れた。乗船後には、岐阜市内の飲食店が手がけた特製弁当が提供され、アユの塩焼きなど地元の味を堪能した。
「幽玄鵜飼」は、日常の喧騒を離れ、歴史と自然が織りなす静寂のひとときを提供するイベントとして、参加者から高い評価を得た。



