「国策のグラフ」が伝えたもの 昭和100年、戦中の「写真週報」展
「国策のグラフ」が伝えたもの 戦中「写真週報」展

昭和初期の戦中、国策の宣伝を担い、政府発行で30万部を超えた週刊誌「写真週報」があった。「昭和100年」にあたる今年、国立公文書館が蔵する画像をサイトで展示する企画が、29日の「昭和の日」を前に始まった。

企画の概要

同館のアジア歴史資料センター(アジ歴)は、「写真週報にみる昭和戦時下の日本とアジア」として本企画を実施。日中戦争が始まった1937年の翌年から、太平洋戦争に敗れる前月までに出た同誌のバックナンバーから、37点の画像が関連の歴史文書とともに掲載されている。

創刊号の内容

例えば、1938年2月の創刊号では、子供たちが「ラヂオ体操」を行う写真(画像①)が掲載され、「仰ぐ日の丸。富士の山。大自然の中に躍動する小国民の健康なリズム。鍛えよ体。高めよ心」という文言が添えられている。「小国民」(少国民)には、天皇陛下に仕える小さな国民という意味があった。

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その他の掲載画像

1939年5月の67号では、旧日本軍の活動や銃後の国民生活を伝える写真が多数掲載されている。展示はアジ歴のウェブサイトで閲覧可能で、戦時下のプロパガンダや日常生活を視覚的に理解する貴重な資料となっている。

展示の意義

この企画は、戦後80年を経た現在もなお、戦争の記憶を後世に伝える重要な取り組みである。写真という即時的かつ記録的なメディアを通じて、戦時下の日本の姿を浮き彫りにしている。

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