水戸黄門ゆかりの「時鐘」、15年ぶりに復活 新鐘楼で街に響く歴史の音色
水戸黄門の時鐘、15年ぶり復活 新鐘楼で歴史の音色響く (17.04.2026)

水戸黄門ゆかりの「時鐘」、15年ぶりに街に響く歴史の音色

水戸黄門として知られる水戸藩2代目藩主・徳川光圀が造らせたとされる「時鐘(じしょう)」の音が、2026年4月17日、15年ぶりに水戸の城下に鳴り響きました。東日本大震災で被災した鐘楼が再建され、新たな鐘楼に鐘が納められたことで、歴史的な音色が蘇った瞬間です。

新鐘楼に納められた華やかな時鐘

鐘は、黒を基調に金色の葵の紋などが描かれた華やかな図柄が特徴で、高さ約10メートルの2階部分につるされています。1階まで垂らしたひもでつく仕組みになっており、その荘厳な姿が目を引きます。この鐘は、1667年に光圀が鋳造させたと伝わり、水戸城で太鼓による時報の代わりとして使用されました。城内の松の木につるされ、夜明けと日暮れに鳴らされていた歴史があります。

震災による被災と復活への道のり

光圀の死後、鐘は水戸東照宮に移されましたが、明治時代の一時期には茨城県庁で時報を鳴らしていました。1876年以降は再び東照宮に置かれ、年明けを告げる鐘の音として市民に親しまれてきました。しかし、2011年3月の東日本大震災で、鐘を納めていた鐘楼の土台や柱にひびが入り、落下の恐れがあったため、鐘は東照宮の敷地内に保管されることになりました。

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鐘の復活を目指し、鐘楼を兼ねた再建プロジェクトが進められ、今回の15年ぶりの鳴響が実現しました。この復活は、地域の歴史遺産を守り伝える取り組みの一環として、大きな意義を持っています。

市民に愛される歴史的音色の未来

時鐘の音は、単なる時報ではなく、水戸の街の歴史と文化を象徴するものとして、今後も市民に愛され続けることが期待されます。新鐘楼での定期的な鳴鐘イベントや、観光資源としての活用も検討されており、地域活性化にも貢献する可能性を秘めています。

この復活は、東日本大震災からの復興の象徴としても捉えられ、水戸の街に新たな希望と誇りをもたらしています。歴史的音色が街に響き渡ることで、過去と現在をつなぐ架け橋としての役割を果たすでしょう。

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