「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産登録へ、イコモスが勧告
「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産登録へ勧告

奈良県に所在する「飛鳥・藤原の宮都」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録される見通しとなった。ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が「登録」を勧告したと、文化庁が6日発表した。

世界遺産委員会で正式決定へ

7月19日から韓国・釜山で開催されるユネスコ世界遺産委員会で、正式に登録が決定される見込みである。登録が実現すれば、国内の世界文化遺産は2024年に登録された「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)に続き、22件目となる。

遺跡群の概要

「飛鳥・藤原の宮都」は、飛鳥時代(6世紀末から8世紀初め)に、中国大陸や朝鮮半島との緊密な交流を背景に、日本で初めて中央集権体制が成立した過程を示す19件の資産で構成される。具体的には、政治や儀式の場として後代に影響を与えた飛鳥宮跡、中国の都城を模した藤原京の中心に位置する藤原宮跡、極彩色壁画で知られる高松塚古墳やキトラ古墳、巨石を用いた石室が特徴の石舞台古墳など、外来文化の導入と日本固有の伝統との融合を示す遺跡が含まれる。

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イコモスの評価と政府の反応

文化庁によると、イコモスは日本が提出した推薦書の内容を基本的に認めたという。松本文部科学相は「国際的に高い評価を受けたことを大変喜ばしく思うとともに、地元をはじめとする多くの関係者の皆様の努力に敬意を表する」との談話を発表した。

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