朝井リョウさん、本屋大賞受賞で「偏りの詰まった本」並べる書店に感謝の言葉
朝井リョウさん本屋大賞受賞、書店への感謝語る

朝井リョウさん、第23回本屋大賞を受賞

2026年4月9日、東京都港区の明治記念館で開催された第23回本屋大賞の授賞式において、作家の朝井リョウさん(36)が作品「イン・ザ・メガチャーチ」(日本経済新聞出版)で大賞を受賞しました。会場には多くの書店員が詰めかけ、朝井さんを熱い拍手で迎えました。

授賞式でのスピーチ全文

朝井さんは受賞スピーチで、初めての本屋大賞受賞への喜びとともに、創作における不安や「生きる推進力」を探求した自身の作品への思いを語りました。特に、「偏りが詰まった本」を並べてくれた書店への感謝を強調し、書店員の投票によって支えられる賞の意義に言及しました。

スピーチの中で、朝井さんは昨年の経験を振り返りました。前年は「生殖記」でノミネートされ、同じ会場で取材を受けていた際、本好きの人物から声をかけられたエピソードを紹介。「その方が本屋大賞の発表日や会場を知っていたことに驚き、8位だった自分が『カフネ!』と叫んだほどでした」と述べ、「8位から1位になることがあると今年わかりました」と笑いを交えつつ、躍進の喜びを表現しました。

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書店への深い感謝

朝井さんは、今回が3回目のノミネートであったことに触れ、書店員が作品を手に取り、投票してくれたことへの感謝を繰り返し表明。特に、多様性や個性を重視した「偏りの詰まった本」を並べる書店の姿勢を高く評価し、それが読者と作家をつなぐ重要な役割を果たしていると指摘しました。

さらに、創作活動において「読者」を想定しにくくなった近年の心境にも言及。予想外の受賞に驚きつつも、書店を通じて作品が届けられることの意義を再確認したと語り、今後の執筆活動への意欲を示しました。

受賞の背景と反響

本屋大賞は、全国の書店員による投票で選ばれる文学賞として知られ、朝井さんの受賞は多くの関係者から祝福されました。授賞式では、前年大賞を受賞した阿部暁子さんから花束が贈られるなど、温かい雰囲気に包まれました。

朝井さんはスピーチの最後に、昨年声をかけてくれた人物に向けて「今年いただくことができました。ありがとうございます」とメッセージを送り、会場からさらなる拍手が起こりました。この受賞を機に、作品「イン・ザ・メガチャーチ」や朝井さんのこれまでの著作への関心が高まることが期待されています。

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