張心澄二段が語る棋聖戦の舞台裏 父・張栩九段の教えと棋士たちの素顔
2026年3月19日、第50期棋聖戦七番勝負第6局の1日目午後の対局が再開されました。この日、記録係としてトップバッターを務めたのは、若手棋士の張心澄二段(19歳)です。彼女は、今期の棋聖戦第5局で立会人を務めた張栩九段の長女であり、番勝負の記録係としては、2024年の名人戦七番勝負第5局に続いて2回目の経験となります。
対局前のリラックスタイムと棋士たちの意外な一面
海が好きだという張心澄二段は、対局前日の18日に、会場である「三日月シーパークホテル勝浦」に隣接する海岸を散歩しました。漁師町として知られる勝浦市は海鮮が有名で、ホテルではバイキング形式の食事が提供されています。心澄二段は、「私は小食ですが、関さん(航太郎九段)が4倍以上の量を食べていてびっくりしました」と笑いながら語り、棋士たちの日常生活における意外な一面を明かしました。
父・張栩九段からの貴重なアドバイス
心澄二段は、父である張栩九段から今期の棋聖戦第5局について解説を受けたことを明かしました。張栩九段は、「芝野十段はスケールが大きい碁を打っていて調子がよさそう。一方で、追い込まれた一力棋聖はとんでもない強さを発揮します」と分析し、娘に対して「タイトル戦の大舞台の雰囲気を肌で感じてきなさい」とアドバイスを送りました。この言葉は、若手棋士にとって最高峰の戦いが貴重な学びの場であることを示しています。
棋聖戦の重要性と若手棋士への影響
囲碁界の最高峰である棋聖戦は、一力遼棋聖と芝野虎丸十段による激しい戦いが繰り広げられています。このような大舞台での経験は、張心澄二段をはじめとする若手棋士たちにとって、技術だけでなく精神面でも大きな成長をもたらす教材となっています。対局室に戻ってきた芝野十段と一力棋聖の姿は、緊張感と集中力に満ちており、棋聖戦の重みを物語っています。
棋聖戦は、単なる勝負を超えて、棋士たちの人間性や成長過程をも浮き彫りにする場です。張心澄二段の体験談を通じて、棋士たちの素顔や家族の絆、そして囲碁界の伝統が次世代へと受け継がれていく様子が鮮明に描き出されています。



