日本カーリング協会は9日、東京都内で理事会を開催し、新たに「強化戦略室」を発足させることを決定した。そして、そのトップである室長に、女子選手として冬季五輪に3大会連続で出場した小笠原歩氏(47)が就任することが決まった。任期は2年間で、6月から正式に活動を開始する。これに伴い、従来の強化委員会は解散されることとなった。
強化体制見直しの背景
今回の新体制導入の背景には、2026年2月に開催されたミラノ・コルティナ冬季五輪での日本代表の成績がある。女子チームのフォルティウスは8位に終わり、男子と混合ダブルスは出場権を獲得できなかった。これらの結果を受け、協会内部からは強化体制の抜本的な見直しを求める声が高まっていた。
小笠原歩氏の経歴と期待
小笠原氏は現役時代、2002年ソルトレークシティ、2006年トリノ、2010年バンクーバーの冬季五輪に出場した名選手である。引退後は指導者として、ジュニア世代の育成に積極的に取り組んできた。酒巻智専務理事は、「小笠原氏はやる気と明確なビジョンを持っている。選手たちを強くしたいという強い意志があり、理事会もその決断を後押しした」と語り、その就任に大きな期待を寄せている。
強化戦略室のメンバー
新設された強化戦略室のメンバーには、男子選手として2019年の世界選手権で4位に入賞した松村雄太氏らが名を連ねている。彼らは小笠原室長のもとで、今後の日本カーリング界の強化に向けた戦略を練ることになる。



