プロ野球・日本ハムの2軍本拠地を北海道に移転させる計画を巡り、候補地である苫小牧市、恵庭市、江別市の3市による誘致合戦が白熱している。各市は用地確保や建設費などの課題を抱えながらも、地域活性化につながる大きなチャンスと捉え、住民たちは「100年に1度の事業」と鼻息を荒くしてアピールを繰り広げている。
3市の誘致合戦の現状
JR苫小牧駅のコンコースには「2軍本拠地を誘致しよう」と書かれたのぼりが並び、市民の熱意が伝わる。球団は1軍の本拠地エスコンフィールド北海道(北広島市)と新千歳空港(千歳市)へのアクセスを考慮し、この3市を選定した。
球団の計画と期待
日本ハムは昨年7月、2軍の拠点を千葉県鎌ケ谷市から北海道に移転し、2030年に開業する計画を発表。約5千席の球場や室内練習場、選手寮に加え、商業施設やホテルの建設も想定している。球団の担当者は「地域と共に成長する街づくりを目指す」と強調し、移転による経済効果に大きな期待を寄せている。
1軍移転の成功例
1軍は2004年に東京ドームから北海道に拠点を移し、エスコンは2023年に開業。周辺ではJR新駅やマンションの建設が進み、経済効果が顕著だ。2軍を呼び込めば、同様の効果が見込めるとして、各市は誘致に全力を注いでいる。
苫小牧市は工業都市としての基盤を生かし、恵庭市は札幌への近接性、江別市は広大な土地を売りにしている。いずれの市も、球団の要望に応えるべく、用地選定やインフラ整備を進めており、今後の動向が注目される。



