大野雄大、98敗を糧に37歳7か月で100勝到達 史上4番目の年長記録
大野雄大、98敗を糧に37歳7か月で100勝

低迷が続くチームの大黒柱として、強い心でマウンドに立ち続けてきたからこそ、たどり着けた記念碑的な勝利だった。大野雄大投手が37歳7か月で達成した通算100勝は、史上4番目の年長記録となった。「ほぼ同じ数だけ負けてきましたから」と、98個の黒星も自身の成長の糧にしてきたことを語る。

苦難の連続だった復活への道のり

その象徴的な一戦が、昨年5月20日の横浜DeNA戦だった。立ち上がりから制球が定まらず、2回を投げきれずに4失点でノックアウトされた。「あれで完全に2軍落ちにリーチになった」と振り返る。

2023年4月に左肘の手術を受けて以来、持ち前の球威がなかなか戻らず、昨季も当初は間隔を空けながらの先発が続いた。「次の登板日は、投げた試合後に初めて知らされていた」という状況は、ローテーションの当落線上にいることを如実に示していた。

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危機感を支えに掴んだ復活

「首の皮一枚。あそこから粘れたのが大きかった」。今でも持ち続ける強い危機感を支えに、以降は成績が右肩上がりに改善。球速が落ちた直球を生かすため、変化球の割合を増やした投球術を確立した。その結果、自己最多に並ぶ11勝を挙げ、見事な復活を遂げた。今季は手術前と同様、ほぼ中6日で回っていることが信頼の証しとなっている。

プロ初登板から続く信念

プロ初登板初先発となった2011年10月14日の巨人戦でも、4回7失点で黒星スタートを切った。その悔しさを胸に臨んだ翌2012年7月11日の阪神戦でプロ初勝利を挙げ、自らの武器は直球だと確信した。変化球が多くなった現在も「真っすぐがなければ抑えられない。引退するまで第一球種であり続けると思う」と語る。スタイルは変わっても、大野雄大の軸は決してぶれることはない。これからもチームの太い幹として、ドラゴンズを支え続けるだろう。

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