サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は日本時間12日、開幕戦のメキシコ対南アフリカが行われ、ホスト国のメキシコが2-0で快勝した。指揮官は元日本代表監督のアギーレ氏。揺るがぬ技術と規律で、地元の聖地アステカ競技場に8万人超の観衆を沸かせた。
前半10分、先制ゴール
前半10分、南アフリカのGKウィリアムズが前方の味方にパスを出した瞬間、メキシコのリラが猛ダッシュ。相手のトラップに先に体を反応させ、ボールを奪取。こぼれ球を拾ったキニョーネスが強烈に叩き込み、大会初ゴールを決めた。後半にはエースのR・ヒメネスがヘディングで2点目を挙げ、試合を決定づけた。
アギーレ監督の下、メキシコらしさ全開
現役選手として1986年の地元大会に出場したアギーレ監督は、メキシコらしさを全開に。派手なプレーはないが、正確な技術と乱れない規律、屈することのない闘争心で南アフリカを攻守に圧倒した。大柄な選手はR・ヒメネスら数えるほど。かつて日本サッカーもモデルにしたこのスタイルで、2人を退場に追い込む試合巧者ぶりを見せた。
古代帝国「アステカ」の名を冠したスタジアムは、1970年にペレが「王様」に君臨し、86年にマラドーナが「神の子」となった聖地。メキシコはここで誇りを取り戻す力強い一歩を踏み出した。



