高木美帆が語る準決勝敗戦の要因「経験値不足」 スピードスケート女子団体追い抜きで惜敗
高木美帆が敗因を「経験値不足」と分析 団体追い抜き準決勝

スピードスケート女子団体追い抜き 日本がオランダに惜敗

2026年2月17日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスピードスケート女子団体追い抜き準決勝で、日本チームは強豪オランダに0秒11差で敗れた。日本は高木美帆選手(TOKIOインカラミ)、佐藤綾乃選手(ANA)、堀川桃香選手(富士急)の布陣で臨み、3大会連続の表彰台を目指したが、決勝進出はならなかった。

抜きつ抜かれつの大接戦

レースは最初から激しい戦いとなった。日本は好発進を決め、全5周の最初の1周(400メートル)通過時点で0秒50先行した。しかし、オランダがペースを上げ、2周目で逆転を許す展開に。ウイリアムソン師円コーチは戦略について、「前半で『貯金』を作って守り切る戦いは無理があると判断した。落ち着いてレースに入り、4周目でペースを落とさないよう、1回戦後に微調整を加えた」と明かした。

機械的な正確さで差を詰める

3周目以降、日本チームは驚異的な安定性を見せた。200メートルごとのラップタイムは14秒31、14秒27、14秒28、14秒26、14秒29と、機械のような正確なペースを刻み、オランダとの差を着実に詰めていった。残り1周で日本が再び前へ出ると、残り半周でリードを広げ、銀メダル以上が目前に迫った。

最後の200メートルで逆転される

しかし、フィニッシュラインの手前でスタミナが尽き、オランダに0秒11差で上回られた。ウイリアムソンコーチは「最後の最後までコンマ1秒を争う戦いをしてくれた。あれが日本のベストレースだった」と称賛したが、決勝進出にはあと一歩及ばなかった。

高木美帆選手が敗因を「経験値」と分析

隊列の先頭を務めたエースの高木美帆選手は、敗戦の責任を感じた様子で語った。「先頭としての経験値、際どいレースで自分の最大の力を発揮する経験値を、この4年間で積み上げることができなかった。そこが敗因なのかなと思う」。連係の取れた美しい隊列に乱れはなく、力を出し切ったように見えたが、経験値の差が結果を分けたと分析した。

3位決定戦で銅メダルを獲得

日本チームはその後、3位決定戦で勝利し、銅メダルを獲得した。表彰式では高木美帆、佐藤綾乃、野明花菜、堀川桃香の4選手が笑顔で表彰台に上り、観客の声援に応えた。3大会連続の表彰台となったが、準決勝での惜敗は今後の課題を残す結果となった。