平野歩夢、骨折からの奇跡の復活で7位入賞「生きるか死ぬか覚悟」
日本時間2月14日、イタリアで開催中のミラノ・コルティナオリンピックにおいて、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われた。連覇を目指して挑んだ平野歩夢選手(TOKIOインカラミ)は、惜しくも7位に終わったものの、1月のワールドカップで複数個所を骨折する大けがを負いながらの入賞を果たした。
高難度トリックに挑むも連覇ならず
3度の試技の最高得点で争われるこの競技で、平野選手は1回目の試技で失敗。しかし2回目には「フロントサイドダブルコーク1620」を決めるなど、完成度の高いランを披露し、86.50点をマークした。
ただ、2回目を終えた時点ではメダル圏内には届かず。最後の3回目、果敢に高得点を狙った平野選手だったが、4本目のトリックで転倒。これにより、連覇の夢は消えることとなった。
「生きるか死ぬか覚悟」の挑戦
競技後、中継局のインタビューに応じた平野選手は、落ち着いた口調ながらも心境を明かした。
「本当に生きるか死ぬかみたいな。そう覚悟して挑んだつもりだった」と、骨折からの短期間での復帰という過酷な状況を振り返った。
結果については、「最後、決めきれなくて、納得した結果にはつながらなかったが、今自分ができることは全て出し切れた」と語り、全力を尽くしたことを強調した。
「生きててよかった」安堵の表情
大けがを負った中でも、難しいランに挑戦した平野選手は、次のように続けた。
「ここで初めてやるトリックを後半に出したが、無事に怪我なく戻ってこられた。それは、ちょっとほっとするところはある。生きててよかったなって、そういう気持ちに今なれている」
さらに、「またここから、前に進んでいこうと思っている」と、今後の意欲を示した。平野選手の挑戦は、このオリンピックを経てもなお続いていく。
今回のミラノ・コルティナオリンピックでは、平野歩夢選手が骨折という逆境を乗り越え、7位入賞という結果を残した。その背景には、「生きるか死ぬか」の覚悟で臨んだアスリートの強い意志があった。