香川ファイブアローズがB3リーグで10連勝を達成、速攻戦術が勝利の鍵に
プロバスケットボールBリーグ3部(B3)に所属する香川ファイブアローズは、2月15日に高松市の県立アリーナ(あなぶきアリーナ香川)で行われた東京八王子ビートレインズとの試合に、94対72で快勝しました。この勝利により、チームは2025-26年シーズン初の2桁となる10連勝を達成し、会場に集まった2910人のブースター(サポーター)から大きな拍手と歓声が湧き上がりました。
序盤から堅守と速攻でリードを築く
試合は序盤からアローズの勢いが目立ちました。今林萌選手が相手からボールを奪い、自らレイアップシュートを成功させるなど、堅守からの速攻が光りました。高橋育実選手もボール奪取後の攻撃でフリースローを獲得し、チームの攻撃リズムを確立しました。前半はシュート成功率が高く、2ポイントシュートは14本中13本を決め、55対31の大きなリードで折り返しました。
後半の粘り強いプレーとヘイモンド選手の活躍
後半は相手チームのディフェンスが強化され、厳しい展開が続きましたが、アローズは粘りのプレーで流れを維持しました。第3クオーター終了2秒前には、負傷から復帰したタッカー・ヘイモンド選手が相手のパスをカットし、そのままゴールに向かって走り、ブザービーターとなるダンクシュートを決め、会場を大いに沸かせました。ヘイモンド選手は試合後、「ケガ明けとは思えないほど体の感覚が良く、若返ったような気分だった」と振り返り、復調ぶりを強調しました。
今林選手の3ポイントシュートとチームの意識向上
得点が停滞した第4クオーターでは、今林選手が連続で3ポイントシュートを決め、試合の流れを決定づけました。今林選手は「途中でボールを奪われずにシュートを打って攻撃を終わるという意識が、好プレーにつながった」と語り、チームの攻撃意識の高まりを示しました。
10連勝の意義と今後の展望
アローズによると、Bリーグが2016年に発足して以来、10連勝を達成したチームは全55チーム中わずか十数チームのみで、今シーズンのB3ではアローズを含め3チームのみがこの記録を達成しています。チームの最高連勝記録は昨シーズン達成した14連勝であり、今回の10連勝はその更新に向けた勢いを感じさせます。籔内幸樹ヘッドコーチは「やることをやれば、おのずと連勝記録は伸びてくる」と述べつつ、「記録も大切だが、選手たちには勝ちながらの成長を大切にしてほしい」と話し、チームのさらなる向上に期待を寄せました。
この勝利は、香川ファイブアローズの堅実な戦術と選手たちの結束力が実を結んだ結果であり、今後のシーズンに向けて大きな弾みとなるでしょう。