滋賀県の観光イベントで打ち上げ花火が火災を引き起こし、スキー場ゲレンデが焼ける
2026年3月28日午後6時35分ごろ、滋賀県米原市にあるスキー場「グランスノー奥伊吹」で、火災が発生した。119番通報によると、「花火を打ち上げ中に、飛び火して火の手が出ている」との情報が寄せられた。滋賀県警米原署の発表では、ゲレンデおよび周辺エリアでおよそ7千平方メートルが燃え上がり、消防隊の消火活動により約1時間後に鎮火した。現時点で、人的被害は確認されていないという。
イベント中のフィナーレ花火が原因とみられる
県警によると、火災は滋賀県が主催する観光イベントの最中に起きた。イベントは「戦国ディスカバリー 滋賀・びわ湖 スペシャルイベント 奥伊吹冬の陣」と題され、県の観光事業の一環として開催されていた。フィナーレを飾る打ち上げ花火の実施中に、飛び火が発生して火災に至ったとみられており、署は詳しい原因を調査中だ。
このイベントでは、滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんを招くなど、様々な催しが行われた。公式ホームページによれば、午後6時15分からフィナーレが始まり、「戦国」をテーマに1059発の花火を5分間で打ち上げる計画だった。しかし、この華やかな演出が予期せぬ火災を引き起こし、スキー場の広範囲に被害をもたらした。
観光事業への影響と今後の対応
火災はゲレンデの一部を焼き尽くし、観光施設に大きな損害を与えた。滋賀県は、このイベントを地域活性化と観光促進の重要な取り組みとして位置づけており、安全対策の再検討が急務となっている。署の関係者は、「人的被害がなかったことは不幸中の幸いだが、原因を徹底的に究明し、再発防止に努める」とコメントしている。
地元住民からは、観光イベントの安全管理に対する懸念の声も上がっている。今後、県と警察が連携して、花火などの危険を伴う演出における安全基準の見直しや、緊急時の対応マニュアルの強化が求められるだろう。この事件は、観光事業におけるリスク管理の重要性を改めて浮き彫りにした。



