石川県手取川で油混入、金沢市南部5700世帯が断水の危機…他自治体にも拡大の恐れ
手取川油混入で金沢市5700世帯断水危機、他自治体にも拡大

手取川で油混入が発覚、県営水道の供給停止で断水危機が発生

石川県は2月10日、県営水道の鶴来浄水場(白山市)が取水する手取川において、油の混入が確認されたため、水道用水の供給を停止したと正式に発表しました。この影響により、県営水道から供給を受けている金沢市や七尾市など県内計13の市町で、深刻な断水の懸念が高まっています。

金沢市南部5700世帯が午後11時から断水の可能性

特に金沢市では、南部地域の約5700世帯が同日午後11時を境に断水する可能性が指摘されています。市当局は緊急対応として、市内の2つの小学校に仮設水槽を設置するなど、住民への水の供給確保に奔走しています。この断水は、他の自治体にも波及する恐れがあり、県全体で水不足の危機が広がりつつあります。

油混入は午後1時頃に発見、原因は調査中

県水道企業課によれば、油の混入は同日午後1時頃、鶴来浄水場の取水口上流側で発見されました。現在、原因については詳細な調査が進められており、手取川の上流部で何らかの油流出事故が発生した可能性が疑われています。関係機関は早期の原因解明と対策に全力を挙げています。

13市町への最大給水量は1日あたり24万3860立方メートル

影響を受ける13市町への最大給水量は、1日あたり合計24万3860立方メートルにのぼります。この大規模な供給停止は、地域社会に大きな打撃を与えることが予想されます。例えば、上水道を全て県営水道に依存する内灘町では、貯水タンクの水が枯渇次第、断水に至る見通しです。

七尾市など他自治体でも断水の懸念が高まる

七尾市では、和倉地域や能登島の一部で県営水道を利用しており、2月11日以降に断水が発生する可能性があると報告されています。各自治体は、住民への情報提供や緊急給水体制の整備に急ピッチで取り組んでいます。この事態は、地域のインフラ脆弱性を浮き彫りにし、防災対策の重要性を再認識させるものとなっています。

県と関係自治体は、油混入の原因究明と早期の水道供給再開を目指し、連携して対応を進めています。住民に対しては、節水の呼びかけや最新情報の確認が促されています。