新宿で福島・浪江を歌で支援 3・11イベントに参加者募集
2011年に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から、まもなく15年を迎える3月11日。東京都新宿区高田馬場にある歌声喫茶「ともしび」では、被災地を歌の力で支援する特別なイベント「原発事故を忘れない 3・11ともしびの集い」が開催されます。
浪江町の現状と記憶の継承
福島県浪江町は、原発事故の影響により全住民が避難を余儀なくされた地域です。事故から15年が経過した現在でも、町の面積の約8割が帰還困難区域に指定されたままとなっています。特に放射能汚染が深刻な赤宇木地区で生まれ育った今野邦彦氏は、このイベントで記録集「百年後の子孫たちへ」を完成させた経緯と、そこに込めた思いを語ります。
浪江町出身の歌人・三原由起子氏と、国文学研究資料館教授で歴史学が専門の西村慎太郎氏は、「熊沢天皇が浪江にやってきた」と題した講演を行います。この講演では、浪江町の豊かな歴史と文化について深く掘り下げ、地域のアイデンティティを再確認する機会を提供します。
イベントの詳細と参加方法
イベントは3月11日午前11時から午後1時まで開催され、参加費は一般が2,000円、避難者には特別価格として500円が設定されています。定員は50名で、電話による事前申し込みが必要です。
参加者は追加で1,000円を支払うことで、午後2時から始まる「昼のうたごえ」プログラムにも参加可能です。このプログラムでは、午後2時46分に黙とうが捧げられた後、チェリストのベアンテ・ボーマン氏、ピアニストの山田剛史氏、バイオリニストの三ッ木摩理氏によるミニコンサートが行われます。
申し込み・問い合わせ先:ともしび事務センター(電話:03-6914-1621)
歌と語りで紡ぐ復興への道のり
このイベントは、単なる追悼の場ではなく、歌と語りを通じて被災地の記憶を継承し、未来へとつなげる試みです。新宿という大都市から、遠く離れた福島の地に思いを馳せ、支援の輪を広げる貴重な機会となるでしょう。
震災と原発事故から15年という節目の年に、私たちができることの一つとして、このような文化的な取り組みに参加し、被災地への継続的な関心を持ち続けることが重要です。歌声喫茶という独特の空間で、多くの人々が集い、共に考える時間が設けられます。



