東日本大震災15年「忘れない3・11展」小平で開催 福島県人会や能登支援団体が参加
震災15年「忘れない3・11展」小平で開催 福島県人会参加 (10.03.2026)

震災から15年、記憶と防災を伝える展示会が小平で開催

東日本大震災の発生から15年を迎える中、支援活動や被災地の現状、防災対策などを紹介する「忘れない3・11展」が、東京都小平市小川町2の市中央公民館で10日から始まりました。この展示会は、被災地や地域防災について考える機会を提供するため、市内の各種団体が震災翌年から継続して開催しているもので、15日まで入場無料で開催されます。

多様な団体が参加し、防災情報を発信

展示会は、2012年に市中央公民館が開始し、その後市民有志の実行委員会が主催を引き継いでいます。今年は、小平市福島県人会や災害用井戸の普及に取り組むNPO法人「小平井戸の会」、自治会、企業など合計26団体が参加。各団体は写真や関連資料を通じて、独自の取り組みや防災に役立つ情報を紹介しています。

特に注目されるのは、能登半島地震の被災地で支援活動を行っている「みききする能登」が初めて参加した点です。同団体は被災地の現状や活動内容を展示し、被災者へのインタビューやアンケート結果も出展。これにより、近年の災害への対応も含めた幅広い防災意識の向上を図っています。

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福島県人会の展示から見える震災の記憶

小平市福島県人会は、東京電力福島第一原発事故の影響を受けた大熊町の女性が詠んだ俳句で作成したかるたを展示。福島県会津若松市の高齢者施設で亡くなるまで続いた避難生活を詠んだ句を通じて、震災の記憶を伝えています。また、現在の浪江町などの写真も展示し、復興の過程を視覚的に紹介しています。

会長の高橋雅子さんは、「あっという間に15年が経過しましたが、今も日常が完全には戻っていない実情を多くの方に見ていただければ」と語り、展示の意義を強調しました。

関連イベントで深まる理解と支援

展示会に合わせ、関連イベントも実施されます。14日午後6時からは、ジャーナリストの青木美希さんによる「原発推進の背景を考える」と題した講演が予定されており、参加希望者は小平・環境の会の島さん(電話080-5496-7675)に申し込む必要があります。

さらに、15日午後1時半からはオペラ歌手らによるチャリティーコンサートが開かれ、展示会の締めくくりを飾ります。展示に関する問い合わせは、市中央公民館(電話042-341-0861)までとなっています。

この展示会は、震災の記憶を風化させず、防災意識を高める貴重な機会として、多くの来場者を迎えています。地域コミュニティが一体となって取り組む姿勢が、未来の災害対策への礎となることが期待されます。

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