郡山市の住宅密集地でクマ出没、市職員100人が追い払い作業 住民に外出自粛呼びかけ
郡山市でクマ出没、住宅密集地に100人体制で対応 (07.04.2026)

住宅密集地にクマ出現、市が大規模対応 住民生活に緊張走る

福島県郡山市の住宅密集地で、クマの目撃情報が相次ぎ、市が大規模な対応に乗り出している。6日から7日にかけて、同市富田町の「大島自然ふれあい広場」周辺などで体長約1.5メートルのクマが目撃され、同一個体の可能性が高いとみられている。

市職員約100人が封鎖と追い払いを実施

郡山市と郡山北警察署は、公園と周辺地域を封鎖し、追い払い作業を開始した。7日午後7時現在、クマは公園に隣接する土手の茂みに留まっている状況だ。現場は住宅や飲食店が密集する市街地であり、市は近隣住民に対して不要不急の外出を控えるよう強く呼びかけている。

市によれば、周囲の条件が整った場合には、必要に応じて麻酔銃による捕獲や緊急銃猟も検討しているという。幸いにも、現時点では人的・物的な被害は確認されていない。

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目撃情報は複数地点、クマの動きを追跡

目撃情報は6日午後9時頃から7日午前8時10分頃にかけて、郡山市富久山町八山田、富田東1丁目、桑野5丁目など複数の地点で寄せられた。クマは7日午前10時半頃まで公園内にいた後、隣接する逢瀬川と亀田川の合流地点の藪の中に移動した。

対応には市職員約100人が動員され、熱源探知機能を備えたドローンでクマの居場所を確認しながら、花火や放水による追い払いを実施。広場内の2カ所には箱罠も設置された。

夜間は監視を継続、学校も登校見合わせ

日没と同時に追い払い作業は中断され、夜間は市職員とドローンによる監視が続けられている。8日は午前8時半頃から追い払い作業を再開する予定だ。

郡山市教育委員会によると、付近の大島小学校と郡山第五中学校では、7日朝から登校を控えるよう呼びかけが行われ、すでに登校した児童・生徒は保護者の迎えで帰宅した。8日は保護者の送迎による登下校が予定されている。

現場はJR磐越西線郡山富田駅から南西約1.5キロの市街地に位置する。この地域に7、8年住んでいる30代の男性は、「この辺りでクマが出たのは初めての経験だ。小学校も近くにあるので、非常に危険で怖い」と不安の声を漏らした。

市街地でのクマ出没は、住民の安全を脅かす深刻な事態として、地域全体に緊張が走っている。市と警察は、迅速な対応と住民への適切な情報提供を続けながら、事態の早期収束を目指している。

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