神奈川県鎌倉市で、不登校や共生社会のあり方を考える3回連続講演会が始まりました。初回は5月9日、鎌倉市立由比ガ浜中学校内にある「つどいスペース」で開催されました。
講演会の背景
この講演会は、教育問題に取り組む民間機関「七里が丘子ども若者応援研究所」とNPO法人「鎌倉あそび基地」が共同で企画しました。会場となったのは、不登校の子どもたちを対象とした「学びの多様化学校」として2025年に新設された市立御成中学校の分校です。
初回の講演内容
初回の冒頭では、岩田明分校長が「通いたいという思いは尊い」とあいさつしました。続いて、子どもの不登校をきっかけに研究の道に入った立命館大学の水谷千景講師が、戦後における不登校の認識の変遷について解説しました。
その後、玉川大学の古島そのえ准教授が「大人が『困った子だ』と思う子は、子ども自身が困っているという視点を持ってほしい」と提案。翻訳・通訳者の佐藤香陽子さんは、自身の不登校体験や韓国の劇団での経験を踏まえ、「社会適応よりも先に、自分がどう生きたいかを確立し、そうした『自分軸』で生きられる社会であってほしい」と語りました。
今後の予定
第2回は6月7日に開催され、NPO法人「フリースペースたまりば」の西野博之理事長らが講演します。参加申し込みはメール(qq5656r9@happytown.ocn.ne.jp)で受け付けています。
この講演会は、不登校の問題を多角的に考え、参加者同士が語り合う場として注目されています。



