小学生の体力、コロナ前上回る 文科省調査で明らかに
小学生体力、コロナ前上回る 文科省調査

文部科学省は10日、2025年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を公表した。小学5年生の体力合計点(80点満点)は、男子が54.6点、女子が55.7点で、いずれも新型コロナウイルス禍前の2019年度を上回った。中学2年生は男子が42.9点、女子が49.8点で、コロナ前の水準に回復したものの、依然として低い水準にとどまっている。

小学生の体力、コロナ前を上回る

調査は全国の小学5年生約97万人、中学2年生約88万人を対象に実施。握力や上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20メートルシャトルラン、50メートル走、立ち幅とび、ソフトボール投げの8種目を測定した。その結果、小学5年生は男女とも全8種目でコロナ前の水準を上回った。特に、男子のソフトボール投げは25.6メートルと過去最高を記録した。

中学2年生は回復傾向も課題

中学2年生は、男子が8種目中6種目でコロナ前の水準に達したが、女子は4種目にとどまった。特に、長座体前屈や反復横とびで低い値が目立った。文科省は「中学生は部活動の減少やスマートフォン利用時間の増加が影響している可能性がある」と分析している。

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運動習慣と生活習慣の改善

調査では、運動習慣や生活習慣についても質問。小学5年生で「週7日以上運動する」と回答した割合は男子33.4%、女子25.3%で、コロナ前より増加。一方、中学2年生では男子26.5%、女子15.9%と減少傾向が続いている。また、テレビやスマートフォンを見る時間が「4時間以上」の割合は、小学生で14.1%、中学生で31.7%と、いずれも増加傾向にある。

学校の取り組みが奏功

文科省は「小学校では体育の授業改善や外遊びの推奨など、各学校の取り組みが功を奏している」と評価。一方、中学生については「部活動の地域移行や運動機会の確保が課題」とし、引き続き対策を強化する方針を示した。

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