さいたま市が小中一貫型「いろどり学園」を開校、不登校児童生徒を支援する6キャンパス体制
さいたま市「いろどり学園」開校、不登校支援で6キャンパス (06.04.2026)

さいたま市が不登校児童生徒向けに小中一貫型「いろどり学園」を開校、6キャンパスで柔軟な学びを提供

さいたま市教育委員会は、不登校の児童生徒を支援するため、文部科学省指定の「学びの多様化学校」として小中一貫型の「いろどり学園」を開校しました。この取り組みは、子どもたちが通いやすい環境を整えるために、市内に6つのキャンパスを設置し、対面とオンラインを組み合わせた先進的なハイブリッド型教育を導入しています。これにより、児童生徒の学ぶ権利を保障し、多様な学習ニーズに対応することを目指しています。

対象は30日以上欠席の児童生徒、131人が転入学

市教委によると、対象はさいたま市内で学校を30日以上欠席している児童生徒です。本校は市立教育研究所(浦和区)内に設置され、教育相談室を活用して、浦和区内に2カ所、緑区、岩槻区、見沼区、北区内にそれぞれ1カ所ずつキャンパスを展開しています。転入学した児童生徒数は131人で、内訳は小学部48人、中学部83人です。教職員は41人体制で、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門相談員を充実させ、児童生徒のサポートを強化しています。

ハイブリッド型教育で柔軟な学習環境を構築

時間割は、月曜、水曜、金曜に各キャンパスまたはオンラインで教科学習を行い、木曜には教科横断的な学習に取り組む「未来工房」を必修、火曜には選択で実施します。校外学習や修学旅行も計画されており、各学年の授業時間は通常の7割程度ですが、国が定める各教科の目標は網羅します。給食は提供されませんが、各キャンパスで持参した昼食を食べることができます。この柔軟なスケジュールは、不登校の児童生徒が無理なく学習に参加できるよう配慮されています。

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保護者支援にも重点、孤立を防ぐ交流会を開催

授業参観や保護者会に加え、月1回ほど保護者同士の交流会を開き、悩みを共有する場を設けています。これにより、保護者の孤立を防ぎ、家庭と学校の連携を深めることを目指しています。竹居秀子教育長は、3月24日の定例記者会見で、「いろどり学園が児童生徒にとって安心できる居場所となり、保護者にとっても気軽に相談できる場になるよう、今後も体制を整えていく」と述べ、継続的な支援の重要性を強調しました。

県内でも同様の取り組みが進む、川口市でも開校

埼玉県内では、川口市でも学びの多様化学校として市立芝園学園中学校が同日に開校しており、不登校支援の動きが広がっています。転入学式は8日に行われ、開校式は児童生徒の生活の落ち着きを考慮して5月29日に開催される予定です。さいたま市教委は、これらの取り組みを通じて、すべての児童生徒が学び続けられる環境づくりに努めています。

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