鹿児島商高、130年の男子校歴史に幕 女子応援団長の合図で卒業生がエビぞり熱唱
鹿児島商高、130年の男子校に幕 女子応援団長合図でエビぞり熱唱 (28.02.2026)

鹿児島商高、130年の男子校歴史に終止符 女子応援団長の合図で卒業生がエビぞり熱唱

鹿児島市にある鹿児島商高で2月27日、卒業式が行われ、約130年間続いた男子校の歴史に幕が下りた。現在の2年生から男女共学となった同校で、男子のみが入学した最後の学年となる3年生116人が学びやを去り、長い伝統に別れを告げた。

少子化の影響で共学化 卒業式で校長が激励の言葉

同校は1894年に鹿児島簡易商業学校として創立され、男子校として歴史を刻んできた。しかし、少子化などの影響を受け、2024年4月から男女共学に移行した。卒業式では、堀之内尚郎校長が各組の代表に卒業証書を手渡し、式辞で「男子だけの学年として果たした経験を誇りに、それぞれの道を力強く歩んでください」と述べ、卒業生を激励した。

卒業生代表が答辞で新時代への期待を表明

卒業生代表の3年生(18歳)は答辞で、「男子校と共学両方の鹿商で過ごせたことは貴重な経験になった。男子校としての力強さと共に、共学として華やかな歴史を築いてくれるよう期待のバトンを託す」と語り、新たな共学時代への期待を込めた。その後、同校初の女性応援団長である1年女子生徒のかけ声を合図に、卒業生らは上半身を反らせる「エビぞり」の姿勢で校歌と応援歌「錦江湾 頭」を熱唱し、感動的な場面を演出した。

県内の卒業生数は増加傾向

鹿児島県教育委員会によると、県内の公立高校を今春卒業する予定の生徒は9013人で、昨年より約170人多い。この数字は、教育環境の変化や人口動態を反映している。鹿児島商高の共学化は、地域の教育史における重要な転換点として記憶されることだろう。

卒業生たちは、男子校として培った結束力と、新たな共学時代への希望を胸に、それぞれの進路へと歩みを進める。この日、校舎に響いた熱唱は、130年の歴史を締めくくり、未来への橋渡しとなった。