和歌山県立高校入試出願状況発表、全日制平均倍率0.85倍で過去最低を記録
和歌山県立高校入試、全日制倍率0.85倍で過去最低

和歌山県立高校入試の出願状況が明らかに、全日制平均倍率は過去最低の0.85倍

和歌山県教育委員会は2月17日、2026年度公立高校入試の出願状況を発表しました。県立全日制高校への出願者数は、28校4分校57学科(コース等を含む)に計4,886人(スポーツ推薦含む)となり、平均倍率は0.85倍と過去最低を記録しました。これは10年連続で倍率が1倍を下回る結果となっています。

学校再編と学科変更が実施、新宮高校が統合で開校へ

2026年度には新翔高校と新宮高校が統合し、「新宮高校」として新たに開校する予定です。これにより学校数は2025年度より1校減少します。新宮高校には新翔高校にあった総合学科が設置されるほか、定時制普通科に昼間部が増設されます。また、箕島高校では学科編成が変更され、「普通科・情報経営科系」と「機械科」の2学科体制となります。

学科別の倍率状況、星林高校普通科が最高の1.28倍

普通教育を主とする学科では、星林高校の1.28倍が最も高い倍率となりました。続いて那賀高校1.20倍、向陽高校1.17倍、新宮高校1.14倍と続いています。専門学科や総合学科では、和歌山工業高校建築科が1.15倍、紀北農芸高校生産流通科が1.12倍、神島高校経営科学科が1.11倍などとなっています。

県立定時制高校には7校9学科に202人が出願し、倍率は0.35倍でした。また、和歌山市立和歌山高校の全日制には274人(スポーツ推薦含む)が出願し、倍率は1.05倍となっています。

私立高校授業料無償化の影響が懸念、県教委は慎重な見方を示す

2026年度から私立高校の授業料が実質無償化されることから、全国的に公立高校の人気低下が懸念されています。県教育委員会県立学校教育課の村田知久課長は、無償化の影響について「まだ分からない」と述べつつ、「本出願や入学者数の状況を見る必要がある」とコメントしています。

入試日程と合格発表日が確定

一般入試とスポーツ推薦入試ともに、学力検査は3月10日、面接・実技試験は3月11日に実施されます。合格発表は3月18日に行われる予定です。本出願は2月25日と26日の両日に行われます。

和歌山県の高校教育は、学校再編と私立高校無償化という二つの大きな変化に直面しています。今後の出願動向と入学者数が、県内教育環境にどのような影響を与えるか注目されます。