10日のニューヨーク株式市場では、主要企業で構成されるダウ工業株平均が前日終値から900ドル以上下落し、約3週間ぶりに5万ドルの大台を割り込んで取引を終了しました。トランプ米大統領がイランへの攻撃を予告したことを受けて、中東情勢のさらなる悪化に対する懸念が市場に広がったことが主因です。
ダウ平均の詳細
ダウ平均の終値は、前日比953.33ドル(1.87%)安の4万9918.78ドルでした。特に建設機械大手のキャタピラーや半導体大手のエヌビディアなどで下落が目立ちました。
背景:米軍とイランの緊張
米中央軍は9日、米軍の攻撃用ヘリコプター「アパッチ」がイランに撃墜されたとして、イランに報復攻撃を実施したと発表しました。トランプ大統領は10日、記者団に対して「今日もまた激しくたたく」と述べ、緊張が一層高まっています。
原油価格への影響
ニューヨーク商業取引所では10日、原油価格の指標となる「米国産WTI原油」の先物価格が上昇しました。一時、前日終値比で4%以上高い1バレル=91ドル台を付け、株価を押し下げる要因となりました。
市場関係者は、中東情勢の不安定化が長期化すれば、エネルギー価格の高騰や企業業績の悪化につながる可能性があると警戒しています。



