ゴールデンウイークの鉄道予約が前年を大きく上回り好調 JR旅客6社が発表
JR旅客6社は4月10日、2026年のゴールデンウイーク期間(4月24日から5月6日まで)における新幹線と在来線の予約席数(4月9日時点)を公表した。それによると、予約総数は前年度比11%増加の336万席に達し、鉄道旅行需要の堅調さが明らかとなった。
曜日配列の影響で移動の選択肢が拡大
今回の好調な予約状況の背景には、休日を自由に組み合わせて取得しやすい曜日配列が大きく影響していると各社は分析している。このため、旅行者が移動日時を柔軟に選べる選択肢が増え、予約数の増加につながったとみられる。ピーク日は下り列車が5月2日、上り列車が5月5日と予想されている。
新幹線予約は前年比10%増 地域別で顕著な伸びも
新幹線の予約状況を詳細に見ると、全体で前年度比10%の増加を示した。地域別では以下のように大きな伸びが確認された。
- 秋田新幹線:22%増
- 上越新幹線:31%増
- 山形新幹線:15%増
- 九州新幹線:16%増
- 西九州新幹線:17%増
- 北海道新幹線:13%増
特に北陸新幹線ではインバウンド(訪日外国人旅行者)の需要が、上越新幹線や九州新幹線ではライブなどのイベント開催が、それぞれ予約増の要因として挙げられている。
東海道新幹線はピーク日でも空席あり 早期予約を呼びかけ
一方、東海道新幹線の予約は前年度比8%増と、比較的緩やかな伸びとなった。しかし、JR各社は需要の多い時間帯に「のぞみ」を1時間に13本運行するなど、輸送体制を強化している。それでもピーク日においても空席が残っている状況であり、旅行者に対して早めの予約を促している。
全体として、ゴールデンウイーク期間の鉄道利用は、休日の組み合わせやすさが旅行計画の自由度を高め、前年を上回る好調なスタートを切った形だ。JR各社は引き続き、安全で快適な輸送サービスを提供するとともに、需要に応じた柔軟な運行体制を維持していく方針を示している。



