北九州市人口が初の90万人割れ、国勢調査で3万人超減少…小倉北区も減少に転じる
北九州市人口初の90万人割れ、国勢調査で3万人超減少

北九州市の人口が推計で初めて90万人を下回ったことが明らかとなった。その根拠となる2025年国勢調査の速報値が28日に公表され、昨年10月1日時点の市の人口は90万4289人で、前回2020年の調査から3万4740人(3.7%)減少し、人口減少にさらなる加速がかかっている実態が浮き彫りとなった。北九州市は1963年の5市合併による市制施行以来、5年ごとの国勢調査で減少幅が3万人を超えたのは今回が初めてである。

全区で人口減少、門司区が最大の減少率

7区ごとに見ると、前回調査からの減少率が最も高かったのは門司区で6.92%、次いで八幡東区が5.99%、戸畑区が5.97%と続いた。前回調査では唯一人口が増加していた小倉北区も、今回は1.76%の減少に転じ、全7区で人口減少となった。

市長と専門家の見解

28日の記者会見で、武内和久市長は「高い高齢化率に伴う自然減が大きな影響を及ぼしている。本市は日本全体が直面する課題の最前線にある」と述べた。北九州市立大学の南博教授(都市政策)は「高齢化による自然減はいかんともしがたく、社会増に向けた地道な取り組みが重要だ。働く場の確保や暮らしやすいまちづくりを積極的に進め、若い世代が定住しやすい街となれば、出生数の増加にもつながる」と指摘。小倉北区については「拠点性の高さは維持されており、マンションやオフィスビルの更新が進むことで再び増加に転じる可能性も十分にある」と語った。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

北九州商工会議所の羽田野隆士専務理事は「都市と産業の発展には、一定規模の人口維持と労働人口の確保が重要だ。今後も市と連携し、雇用創出などの産業支援や、若い世代が住み続けたくなるまちづくりに取り組む」との談話を発表した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ