宮崎市中心部の小型電動バス「ぐるっぴー」、7~8月は冷房なく減便へ
宮崎市「ぐるっぴー」7~8月減便、冷房なく暑さ対策

宮崎市中心部を周回する小型電動バス「ぐるっぴー」(定員9人)が、2026年7月1日から8月31日までの期間、午後1時から3時までの運行を取りやめる「夏ダイヤ」で運行されることが明らかになった。これは、運転士や利用者の暑さ対策を目的としたもので、昨年度に続き2年目の実施となる。市まちづくり課が発表した。

「ぐるっぴー」の概要と背景

「ぐるっぴー」は、低速で走行する「グリーンスローモビリティ」と呼ばれる車両を使用し、JR宮崎駅前の大型商業施設「アミュプラザみやざき」が開業した2020年11月に運行を開始した。運賃は1回100円(小学生以下無料)で、同駅近くを発着し、高千穂通りや橘通りなどを巡る約2キロのコースを走る。車両には窓がなく開放的な雰囲気が特徴だが、冷房設備が設置されていないため、夏季の暑さが課題となっていた。

夏ダイヤ導入の経緯

昨年度(2025年)の7月1日から8月31日にも同様の夏ダイヤが導入され、午後1~3時の間、平日4便、土日祝日10便の運行を取りやめた。これにより、2025年度の利用者数は約5万1000人となり、過去最高だった2024年度の約5万7000人を下回った。しかし、1便当たりの平均利用者数は2024年度の4.8人から5.5人に増加しており、運行効率は向上していると市は分析している。

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利用者増加の要因

市まちづくり課によると、平均利用者数の増加は、「ぐるっぴー」の認知度が上昇したことや、2025年4月にコース沿いにある複合商業施設「HAROW(ハロウ)」が全面開業した影響が考えられるという。これらの要因により、減便にもかかわらず1便当たりの乗車率が高まった。

今後の対策と市の呼びかけ

同課の担当者は、「運行効率が上がっているととらえており、暑さ対策をしながら可能な範囲で運行を続けたい。運転士らの安全面を考慮するため、利用客の皆さんにはご理解をいただきたい」と述べている。市は今後も暑さ対策を検討し、冷房設備の導入や運行スケジュールの最適化などを進める方針だ。

「ぐるっぴー」は地域の交通手段として親しまれており、夏ダイヤ期間中も通常運行時と同様に、午前中と午後3時以降は通常通り運行される。利用者は暑さ対策を講じた上で、公共交通機関として活用することが期待される。

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