10日の東京外国為替市場では、円相場が1ドル=160円台前半で推移した。午後5時現在の円相場は、前日比19銭の円安ドル高となり、1ドル=160円38~40銭で取引された。ユーロに対しては44銭の円安ユーロ高となり、1ユーロ=185円29~33銭で推移している。
ドル買い優勢の背景
市場では、米国とイランとの間で戦闘終結に向けた交渉が後退したとの見方が広がり、いわゆる「有事のドル買い」が優勢となった。地政学的リスクの高まりから、安全資産とされるドルに資金が流入した形だ。
日銀会合控え様子見ムード
一方で、来週に迫った日銀の金融政策決定会合と、その後の植田和男総裁の記者会見を前に、市場参加者の間では「発信内容を見極めようと様子見ムードもある」との声が聞かれた。今後の金融政策の方向性を探るため、積極的な取引を控える動きが見られる。
為替相場は引き続き、中東情勢や日銀の政策動向に左右される展開が予想される。



