天皇陛下は11日、オランダとベルギーへの公式訪問を前に、皇居・宮殿「石橋の間」で記者会見を行った。この中で、衆参両院が10日に立法府の総意として決定した皇族数の確保策について、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と述べられた。
皇族数確保策への期待
立法府の総意では、皇族の女性が婚姻後も皇室に残れることや、旧11宮家の男系男子を対象に皇室との養子縁組を認めることなどが盛り込まれている。一方で、養子制度や結婚後の女性皇族の夫や子の扱いについては、反対する党派も出ている。陛下は皇族数の確保に関する期待を問われ、「制度にかかわる事項は控えたい」としながらも、「皇室の活動は国際親善のほかにも被災地のお見舞いなど多岐にわたる。基本は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にすることで、皇族数の確保のあり方についての議論も、国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでいます」と述べられた。
家族のあり方と愛子さまの教育
オランダなど外国王室との交流や被災地訪問を一家で重ねていることを踏まえ、「家族のあり方」についても質問が上がった。陛下は「幸いに両親の手元で育てて頂き、外国の王族がいらっしゃる時など一つ一つ見ながら育つことができた。(長女の)愛子にも同じように一人の皇族として、一緒にすることで教えていきたい。そういう場を通してさまざまなことを学んでほしい」と話された。
公式訪問の日程
陛下は皇后さまとともに13日から26日までの日程で、国賓としてオランダとベルギーを訪問される。



