宮内庁楽部による春季雅楽演奏会が25日、皇居内で開催され、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが鑑賞されました。この演奏会では、管弦楽曲として「傾盃楽急(けいばいらくのきゅう)」や「還城楽(げんじょうらく)」といった太食調(たいしきちょう)の曲目が演奏され、舞楽では中国系の舞である「輪台(りんだい)・青海波(せいがいは)」などが披露されました。
説明役を務めた多忠輝(おおのただあき)技術指導員によると、昨春に愛子さまから、源氏物語でも描かれた「青海波」のリクエストがあったとのことです。今回は「輪台」と続けて演じる正式な形で、宮内庁楽部では40年ぶりの構成となりました。この事実を伝えられた愛子さまは、「歴史的な瞬間ですね」と感想を述べられたとされています。
愛子さまは、雅楽に深い関心をお持ちで、今回のリクエストはその一端を示すものといえるでしょう。演奏会は、皇居・宮内庁楽部で午後2時29分から行われ、多くの関係者が見守る中、厳かな雰囲気で進行しました。



