福島県内の高齢化率(65歳以上人口の割合)が2025年10月1日現在で34.2%となり、過去最高を更新したことが、県の発表で明らかになった。前年から0.5ポイント上昇し、全国平均(29.3%)を4.9ポイント上回る高い水準となっている。
市町村別の状況
市町村別で最も高齢化率が高かったのは浪江町の46.8%で、次いで葛尾村の46.5%、飯舘村の45.9%と続いた。これらの地域は東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示の影響を強く受けており、帰還後の住民の高齢化が顕著に表れている。一方、最も低かったのは広野町の28.1%で、県内唯一30%を下回った。
年齢区分別の人口
年齢区分別に見ると、65歳以上人口は前年比約5,000人増の約58万6,000人。75歳以上人口も同様に増加し、約31万2,000人となった。一方、15歳未満の年少人口は約1,000人減の約23万8,000人で、少子化も同時に進行している。
県担当者は「高齢化は今後も進むと予想され、医療や介護の需要増加に対応する必要がある」と述べ、地域包括ケアシステムの充実や高齢者の社会参加促進など、総合的な対策を検討する方針を示した。



