本格的な夏の到来を前に、つるして涼感を楽しむ観葉植物「つりしのぶ」の出荷が最盛期を迎えている。兵庫県宝塚市の「つりしのぶ園」では、苗を5年かけて育て、球状の土に植え替えてさらに1年半育てて毎年約5千個を出荷するという。
江戸時代から続く夏の風物詩
つりしのぶは、球状の土にシダ植物の「シノブ」の苗を植え付けたもので、風鈴などと一緒につるして涼感や風情を楽しむ。江戸時代から続く夏の風物詩だ。
園主の市原誠さん(80)は「葉っぱが風になびいて、南部鉄器の風鈴が鳴るとさらに涼しさを演出してくれる」と話す。つりしのぶには球形のほか、三日月形やかご型などさまざまなかたちがある。
栽培の手間とこだわり
同園では、苗の育成から出荷まで長い年月をかけて丁寧に育てている。5年かけて育てた苗を、球状の土に植え替え、さらに1年半かけて形を整える。こうした手間をかけることで、風に揺れる美しい姿と涼感を提供している。
つりしのぶは、ベランダや玄関先などに吊るすだけで、視覚的にも涼しげな雰囲気を醸し出す。風鈴と組み合わせることで、音と視覚の両方から涼を感じられるという。
詳細は同園ホームページへ。



