鹿児島県・奄美大島沖で、サンゴの産卵が始まった。瀬戸内町の大和浜沖では4日夜、卵と精子が詰まった淡いピンクのカプセルが一斉に放出され、夜の海を美しく染め上げた。
産卵の詳細
奄美海洋生物研究会の興克樹会長(55)が水深4メートルの海底で撮影に成功した。産卵は午後9時40分頃から始まり、オトメミドリイシなどミドリイシ属の3種類が確認された。
カプセルの特徴
放出されたカプセルは直径約0.5ミリ。ゆっくりと海面へ浮上し、そこで弾けて他の卵や精子と受精する。受精後、幼生は数日から数週間海中を漂い、その後海底に定着してサンゴへと成長する。
奄美大島ではこれから夏にかけて、複数のサンゴ種が順次産卵を行う見込みで、今後も観察が続けられる。



