気象庁は10日、世界各地に異常気象をもたらす「エルニーニョ現象」が約2年ぶりに発生したとみられると発表した。一般的にエルニーニョ現象が発生すると日本では冷夏になる傾向があるが、今回は地球温暖化の影響などにより、今夏は高温となる見込みだという。
エルニーニョ現象とは
エルニーニョ現象は、南米ペルー沖の太平洋赤道域で海面水温が平年より0.5度以上高い状態が続く現象。気象庁によると、今回は春ごろに発生したとみられ、5月には基準値より1.2度高い水温を観測。今後、冬にかけてさらに水温が上昇する見通しだ。
今夏の天候見通し
気象庁の担当者は「今年のエルニーニョ現象の影響は典型的なパターンとは異なる」と説明。地球温暖化に加え、日本上空の偏西風が北寄りを流れることで南からの暖かい空気が流入しやすく、気温が上がりやすい状態にあるという。そのため、例年のような冷夏にはならず、高温となる可能性が高い。
同担当者は「暑さ対策をしっかりしてほしい」と呼びかけている。
前回の発生
前回のエルニーニョ現象は2023年春から2024年春にかけて発生した。今回の現象はそれ以来約2年ぶりの発生となる。



