新宿駅で話題の「光る目ネコ」写真、練馬区の駅でもハト対策として導入
都会の駅や街角の電灯に、キラキラと光る目を持つネコの写真が設置されているのをご存知だろうか。これは、特殊な金属加工技術を持つ東京都内の中小企業が行う、ハト対策の実証実験の一環だ。このユニークな取り組みは、SNS上でも大きな話題を呼んでおり、その効果に注目が集まっている。
石神井公園駅で確認された不気味な光る目
東京都練馬区にある西武池袋線の石神井公園駅では、高架のすぐそばにある電灯の上部に、直径約30センチの丸い写真が設置されている。写真には、口を開けて歯を見せる黄色っぽい三毛猫が写っており、近くで見ると目が銀色にキラキラと光っている。この不気味な光景は、2026年2月に撮影されたもので、地元住民や通勤客の間で話題となった。
このネコの写真は、昨年の秋まで新宿駅の西口広場で実施されていたハト対策の実証実験から導入された「成果」である。実験では、キラキラと光る目を持つネコの写真の前をハトが歩く様子が動画で記録されており、その行動変化が詳細に分析された。中小企業が持つ先端技術を活用したこの試みは、都市部におけるハト問題への新たなアプローチとして期待されている。
中小企業の技術が支えるユニークな対策
実証実験を取り仕切ったのは、雑貨などを手掛ける企業で、特殊な金属加工技術を応用してネコの目を光らせている。この技術により、写真は周囲の光を反射して目が輝いて見える仕組みになっており、ハトに対して威嚇効果を発揮することが狙いだ。従来のハト対策では、ネットや針山などの物理的な防止策が主流だったが、この手法は視覚的な刺激を利用することで、より自然な形でハトを遠ざけようとする試みである。
実験の結果、ハトが光る目を警戒して近づかなくなる傾向が観察されたという。しかし、効果の持続性や他の場所への応用可能性については、さらなる検証が必要とされている。関係者は、「都市環境と野生生物の共生を目指し、技術革新を通じて社会問題の解決に貢献したい」と語っている。
SNSで拡散される光景と今後の展望
石神井公園駅の光る目ネコの写真は、SNS上で「不気味だけど面白い」「ハトが本当に減るのか気になる」などのコメントと共に拡散され、多くの反響を呼んでいる。この現象は、地域の防鳥対策としてだけでなく、アートや観光の要素も兼ね備えた取り組みとして評価する声も上がっている。
今後は、他の駅や公共施設への導入も視野に入れ、より大規模な実証実験が行われる予定だ。ハト対策に悩む都市部では、このような技術を活用したイノベーティブな解決策が求められており、中小企業の創意工夫が社会課題の克服にどのように寄与できるか、注目が集まっている。



