JAL機パンクで有識者会議、滑走路の金属板めくれ問題を調査
JAL機パンクで有識者会議、滑走路金属板調査

日本航空(JAL)の645便(乗員・乗客226人)が5月29日に羽田空港のD滑走路から離陸した後、タイヤのパンクが発見されました。その後、滑走路で金属板が地上に露出しているのが見つかり、国土交通省は10日、原因究明などのための有識者会議を開催しました。

金属板の露出と過去の欠損

金属板が出ていた部分では、2022年8月から2023年9月にかけて一部に欠損があったことも判明しています。国交省は今後、こうした事象が今回の事案と関係があるかどうかを調査します。JAL便のパンク事案では、滑走路の中心線に近い部分が幅50センチ、奥行き15センチの大きさでめくれていました。

この部分は海上の埋め立てと桟橋との継ぎ目にあたり、飛行機が離着陸する際にかかる荷重を分散する役割があります。金属板を覆っていたゴムがめくれ、金属板が変形した形で約8センチ地上に出ていたとされています。

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有識者会議の資料と調査内容

有識者会議の資料によると、今回めくれた場所では、2022年8月の点検時にゴム部分が一部はがれ、翌年9月までに範囲が広がったことが確認されています。しかし、その後は欠損部の広がりはなく、ゴムに覆われていた金属板に腐食などもなかったため、経過観察とされていました。今回のパンク事案との因果関係についても調査が進められます。

他の航空機でのパンク事例

羽田のD滑走路では5月25日にも、スカイマークの福岡行き便で離陸後にタイヤがパンクし、羽田に引き返す事案が発生しています。国交省によると、この時もD滑走路を緊急点検しましたが、滑走路のめくれなどの異常は見つからなかったとのことです。JAL便の事案当日朝に国交省職員が点検した際も問題はなかったとされています。

今後の対策と議論

有識者会議は今後、空港の構造設計に詳しい専門家や航空会社の関係者を交え、滑走路の損傷とパンクとの因果関係や再発防止策について議論を深めます。国交省は、今回の事案を踏まえ、滑走路の点検方法や維持管理の見直しを検討する方針です。

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