川崎クレーン解体事故、防犯カメラ映像に揺れるクレーンと煙 不明者1人の捜索続く
川崎クレーン解体事故、防犯カメラ映像に揺れるクレーンと煙

揺れるクレーンと上がる煙 防犯カメラが捉えた崩落の瞬間

川崎市川崎区のJFEスチール東日本製鉄所の敷地内で発生した大型クレーン解体作業中の崩落事故で、神奈川県警察は2026年4月9日も行方不明となっている男性作業員1人の捜索を継続した。この事故では、作業員5人が巻き込まれ、これまでに3人の死亡が確認されている。

防犯カメラ映像が明かす事故の瞬間

事故現場の対岸に設置されていた防犯カメラには、事故発生時の様子が鮮明に記録されていた。朝日新聞が入手した映像によると、4月7日午後4時20分ごろ、解体作業中の大型クレーンが突然大きく揺れ始め、バランスを失う様子が映し出されている。同時に、足場とみられる構造物が崩れ落ち、煙のようなものが立ち上る瞬間も確認できる。この映像は、事故の直接的な瞬間を捉えたものと見られている。

約400トンの重りと危険な作業環境

解体作業を請け負っていた東亜建設工業(東京都新宿区)の説明によると、事故当時は約500トンある重りを軽量化するため、重りの上部に重機を設置し、内部のコンクリートを掘削する作業が行われていた。同社とJFEスチールは、作業中の重りの重量を約400トンと推定している。危険を伴う作業中、5人の作業員全員がこの重りの上で作業を行っていたことが明らかになった。

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捜索活動の継続と関係各社の対応

神奈川県警と消防当局は、崩落した資材の撤去と行方不明者の捜索を並行して進めている。現場は大規模な崩落により複雑な状況が続いており、捜索活動には慎重を期している。JFEスチールは既に謝罪を表明し、事故調査への全面的な協力を約束している。一方、東亜建設工業も詳細な事故原因の究明に取り組む姿勢を示している。

この事故は、大型構造物の解体作業における安全対策の重要性を改めて問うものとなった。関係当局は、同様の事故を防止するため、作業基準の見直しや監督体制の強化を検討していく方針だ。遺族や関係者への支援も含め、今後の対応が注目されている。

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